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M1 Macbook Air(2020)で使えるUSB-C→HDMI変換ケーブル【Anker USB-C & HDMIケーブル】

Macbook Air(M1 2020)で使えるAnker製のUSB-C→HDMI変換ケーブルのレビュー。

USB-C→HDMI変換アダプターは数多くあれど、変換ケーブルはあまりない。しかも4K60Hz対応でまともなメーカーの製品は希少だ。使う人にはぜひオススメしたい。

Macbook AirのUSB-Cポートに差し込み、外部ディスプレイ(BenQ)のHDMIへ接続で問題なく表示可能。ミラーリングやディスプレイ位置調整などOS側の設定も正常に動作している。4K(60Hz)も動作を確認済み。

マウスカーソルの遅延や画面のチラつきなどの不具合もなく、特別な設定もせずケーブルを繋げるだけで画面は表示される。もちろんクラムシェルモードも正常動作する。

レビュー環境は以下の通り。OSは執筆時の最新版。

  • Macbook Air 13インチ(2020,M1)
  • macOS Big Sur バージョン11.3
  • 外部ディスプレイ:BenQ EL2870U(4K,28インチ,60Hz,HDMI (v2.0))
  • Anker USB-C & HDMI ケーブル (1.8m)

良いところ

  • 4K(60Hz)対応
  • Thunderbolt 3対応
  • ナイロン製ケーブルの見た目が良い
  • Macbookの色と合う(シルバー、スペースグレイ)
  • 18ヶ月の保証あり
  • 有名メーカーで製品の信頼性は高い

残念なところ

  • 1.8mは長い
  • ケーブルが太いのでケーブルホルダーやクリップに入らない場合あり
  • ケーブルの弾性が強く硬めでまとめにくい(束ねるバンドは付属している)

他サイトでは動作しないというレビューも見かけたが筆者の環境では問題なく動作している。USB-Cハブ等を介したりディスプレイによっては正常に映らない可能性はあるが公式サイトにも対応の表記はあるので、映らない場合はケーブル以外の問題を疑ってみよう。

【2021年7月追記】画面のチラツキやストライプ模様がでる場合あり

筆者の環境だと、たまに画面のチラツキや縦にストライプ状の模様が出る現象が起こる事があった。同じ条件で現象が起こらないときもあり「絶対に起こる」というということではないようだ。

ケーブルや外部ディスプレイの性能や相性といった要因もあるが、根本的にはMac側に原因があると思われる。OSのアップデートで直るのか、ハード面の問題なのかは分からない。

2021年7月現在では、このような状況でありHDMIもしくはDP接続で外部ディスプレイとつなげる場合は何かしらの不具合は起こる可能性があると思っていたほうが良いかもしれない。

最後にコーヒーはいかが?
本文と少しだけ関係のある小ネタでちょっと一息。忙しい人は読まなくても大丈夫!

HDMI接続で外部ディスプレイに接続した状態で、iPadをサブディスプレイ化するSidecar機能も試してみたが問題なく動作した。

apple公式によるとM1 Macbookは外部ディスプレイを1台しか認識しない仕様だが、Sidecar機能を使えばMacbookの画面も合わせてトリプルディスプレイが可能となる。

可能となるのだが、使い勝手が良いか?と聞かれるとNO!と即答する。とても使いにくい。画面の大きさに違いがありすぎてカーソル移動に支障が出まくるので実用性は乏しい。

Sidecarを使ってディスプレイ領域を広げるくらいなら、iPad単体で使ったほうが便利だ。ユニバーサルクリップボードやAirDropを使えばコピペやファイル共有はできるし、場合によってはiPad用のアプリで作業したほうが早いときもある。ペンシルも使えるし、iPadのメリットを無くしてまでSidecarを使う必要は無い。

風変わりなトリプルディスプレイというインパクトの面白さはあるので、ぜひ一度だけ試してみるとちょっと楽しいのでオススメ。