あなたが広告塔!
契約を得て広告を貼り収入を得よう!というジョークアイテム。
白文字バージョンと黒文字バージョンの2種類。生地の色が濃い物が白文字、逆は黒文字で。
※白文字が印刷されない商品は、黒文字バージョンのみとなります
- Tシャツ
- ロングTシャツ
- パーカー
- スウェット
- シール(黒文字のみ)
お買いものはこちらから【SUZURI販売ページ】
https://suzuri.jp/Zat-Box/omoide/101852
デザイン・モノづくりの本質と考え方。TIPSもたまに。
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オリジナルデザインのグッズを販売開始しました。
第一弾は「ちいさなアイディア」シリーズ。
ふとしたときにひらめくアイディアは、そのままではとても小さいが宝石の原石のように磨けば光るかもしれない大切なもの。
そういうものをストックしようという意味を込めたデザイン。
アイテムの中央に小さめに配置して、ひらめいたアイディアの邪魔にならないようにしてます。
※SUZURIのサムネイルでは小さくて見ずらいので、当サイトを参考にしてください。
オレンジ、モノクロ、ブルーの3色があります。
・シリーズ一覧
https://suzuri.jp/Zat-Box/omoide/100992
筆者が実際に使用しているアプリを比較して、iPadでのお絵かきはどのアプリが向いているのかということを書いていきたい。
使った事がないアプリも多々あるため、そのへんは他のサイトにお任せする。
それぞれのアプリは特徴があり書く物によって使い分けるのが良いという結論にしかならない。これを使えば正解!なんてものは無い。
・Adobe Illustrator iPad版
PC版Illustratorで使用するための素材作成にはベスト。
ポスター等の挿絵、ライブペイント用の線画などIllustratorとの親和性は100%なので最終仕上げがPC版Illustratorであるなら、間違いなくiPad版Illustratorにメリットがある。
データはAdobeクラウドドキュメントに保存されるため、PCとのデータやりとりがとても楽!
ベクターイラストを書くならIllustratorが他の2つより使いやすい。
ただし「絵を書く」という操作性は他の2つより劣るため書くための慣れは必要。
・Adobe Fresco
IllustratorよりはProcreateに近いアプリ。ベクターも使えるが基本的にはラスターの描画が得意。
ベクターだとペンシルと描画に少しの遅延が出る(iPadの性能やFrescoのバージョンにより差異はある)
ProcreateよりはFrescoの方が水彩画などの絵画的な表現は上だと感じる。Adobe製品との相性もよいので、最終仕上げがPhotoshopを想定しているならFrescoが使いやすいだろう。
Illustratorと同様にAdobeクラウドドキュメントにデータが保存されるためPhotoshopなどで開くのがとても早くて楽。
慣れの問題はあるが「絵を書く」という事の操作性と書きやすさはProcreateの方が良いと筆者は感じる。
・Procreate
イラストを書くならとても使いやすい(描きやすい)
iPadで動作させる専用設計なだけあり軽快な動作をする上に、IllustratorやFrescoに比べて破格の安さという点がとても良い。Adobe製品は値段が高いのでまずはProcreateを使って「iPadで絵を書く」という事を体験するには、とても良いアプリだ。
1つデメリットを上げるなら「1台のiPad内で完結させなければならない」という点。
自分の書いたファイルをクラウドに保存するタイプのアプリではないため、ファイルは全てProcreateのアプリ内に保存される。書出しやデータの移動などは可能だが、基本的にはiPad内でProcreateだけを使って書き上げる事が前提となる。
漫画などには向いていない。あくまでも一枚絵が得意なアプリだ。
バージョンアップは頻繁に行われるので、今後の機能追加でより使いやすくなっていくだろう。クラウド保存にも対応するかもしれない。
Procreateは「ガイド機能」が優秀だ。アイソメトリックや並行グリッド線などのガイドを作るのがとても楽。しかもガイドに沿って綺麗に線を書けるアシスト機能もある。これは他の2つには無い機能だ。
アプリに悩むのは「どれが快適に書けるか」という疑問なのだが、正直に言うとアプリよりもiPadの性能のほうが快適さに対する比重は大きい。高性能大画面に勝る快適さは無い。
執筆時点(2021年)のiPadラインナップなら間違いなくiPad pro 12.9インチがベスト。
性能の面でも桁違い。M1チップが搭載されているiPadは他のiPadよりも数倍処理性能が高いため快適そのものだ。イラストの描画とは意外と処理能力を使うため、高性能であればあるほど良い。またiPad proは画面のリフレッシュレートが他のiPadより高いため描画の滑からさが違う。本当にiPadで快適に絵を書きたいなら、iPad proを買うのが一番の近道。絶対に損はしない。イラスト主体なら12.9インチがベスト。
Illustratorのライブペイント機能を使えば、塗り絵のように楽しくアイソメイラストを書ける。
好きな色を好きなように塗り塗り。
上手く塗るコツは、最初に使う色を3色決めてスウォッチに登録するだけ。
もちろん3色以上もOK。
アイソメトリックイラストに欠かせないグリッド線。
大きく分けて、グリッド(マス目)がひし形か三角形の2パターンあり、ライブペイントで作る場合は三角形のグリッドを使う。ひし形だと縦線が塗れないからだ。
すでにグリッド線の作り方を知っている人やテンプレートがある人は、ご自身のでOKなのでSTEP2へ進もう。
テンプレートや作り方に自信が無い人は、当blogでグリッド線の簡単な作り方を解説しているので、下記を参考に。
3色でOK。
・基本の色
・少し暗い色
・かなり暗い色
アイソメトリックイラストは、必ず「3つの面」がつながって1つの立方体となる。
作品のテイストにもよるが、一般的には上面がもっとも明るく、右面が暗い。左面はその中間。左上から光が差していることとなる。
なので、上面を基本にして、少しくらい色とかなり暗い色の3色を作れば最低限OKだ。
アートボード外の適当な場所に、3つの四角形を作って3色を決めよう。四角形の大きさは任意で。
色を決めたらスウォッチに「新規カラーグループ」として登録しよう。これを登録することでライブペイントでの色塗りが劇的に楽になる。
STEP1で用意作成したグリッド線をライブペイント用のオブジェクトに変換する。
グリッド線が多い(マス目が細かい)と処理に時間がかかり、場合によってはIllustratorがフリーズしたり落ちたりするので、必ず保存してから作業しよう。
あまりに多いとIllustratorが「複雑で時間かかるから保存をオススメ!」というメッセージが出るときもある。
最初はちょっと慣れが必要だけど、好きなように着色していけばよい。
ただし、ライブペイントはIllustratorの機能の中でも重たい部類なのでこまめな保存をしながらの作業がオススメ。
上面、左面、右面の「ひし形」を意識すると塗りやすい。ライブペイントのグリッドは三角形なので2つのエリアで1セットと覚えるのが良いだろう。
最初は上面を着色して、ある程度の形が見えたら左面と右面を着色して立体感を出すのが楽だ。
・上下左右の矢印キーでスウォッチの色を選択する
ライブペイントカーソルの上に出ている3色の四角は「選択されているスウォッチの色」とその左右の色を表示している。
これを矢印キーの左右で変更可能。
STEP2で作成した3色の色を矢印キーで切り替えながら着色するととても楽。
上下キーはスウォッチのグループを変更可能。着色「なし」を選択すれば、間違って着色した部分を消せる。
・キーボードショートカットでスポイトツールを活用
ライブペイントツール使用中にAltキーかOptionキーを押すことでスポイトツールに変わる。矢印キーでのスウォッチ切り替えと合わせて使うと色の選択が更に楽々。
Windows:Altキー
Mac:Optionキー
ライブペイントの詳しい機能はこちらの公式ヘルプをご覧下さい。
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/using/live-paint-groups.html
より複雑な形状を作りたい。ライブペイントではなく自分で作図したい場合はこちらの記事が役に立つと思います。
アイソメトリックのイラストを書くとき、平面(正面図など)で書いた図形に縮小→シアー→回転と変形してアイソメトリックの形にすると元の幅より小さくなっている。縮小とシアーをかけているので当たり前なのだが、グリッド線に合わせて作図しているとこれがけっこう困る。手動で書いたオブジェクトと合わなくなるからだ。
そこで、元の幅に戻す「拡大率」のご紹介。アクションに組み込むと作業が捗る。
この拡大率は全てのパターンで正確に元に戻る拡大率ではない。限りなく元の幅の近似値になる拡大率であることに注意が必要。
例えば。
元の幅=50mm
拡大率適応後の幅=49.9999mm
という具合になる場合がある。もちろん元の値に戻る場合も多数。
単位が「ピクセル(px)」の場合に近似値となることが多い。
これは元々の縮小率がルート(割切れない数値)に基づいていたり、ピクセルやミリメートル、ポイントなどの単位変換による誤差もある。さらに筆者は数学にあまり自信がないということも付け加えてご了承頂きたい。
また、幅100%で高さ86.6%で縮小する変形方法の場合、この拡大率は使えないので注意。
アイソメトリックな形にする縮小→シアー→回転→拡大の手順。
上面の幅は元オブジェクト幅の2倍となり、左面と右面の幅を合計した数値となる。
グリッド線を元にして手動で作図したオブジェクトと、正面図からシアー等で変形したオブジェクトを混在させながら作るときにとても重宝する。円形や複雑な形状のときは特に。
上・左・右面用に各アクションを組んでおくと便利。アクションのパネル上では小数点第2位までの表示のため「141.42%」となるが、拡大縮小の入力時に「141.4206」としていれば大丈夫。
上面、左面、右面の各アクションに明るさの調整を加えると便利だ。
アイソメトリックイラストは多くの場合、
・上面:明るい色(立体の基本的な色)
・左面:上面より10~30%ほど暗い色
・右面:上面より30~60%ほど暗い色
という事が多い。
つまり上面の色を基準にして左右を暗くすれば良いのだから、これをアクションに組み込むと作業が捗る。もちろん、作風によってはこの手法は使えないので作りたいものによって使い分けよう。
ただし以下の手法はドキュメントのカラーモードが「CMYK」と「RGB」で別々のアクションを組む必要がある。カラーモードがCMYKの場合RGBの色調整のアクションは無視されてしまう。逆も同じ。
真っ黒(RGB:0、K100%)の色には通用しないので注意。
イラスト全体を淡い感じに仕上げたい場合は、「カラーバランス調整」ではなく「カラーを編集」→「彩度調整」を使っても良い。この場合は一番濃い色の右面を基準に、上面が一番彩度が低くなるように調整しよう。
アイソメトリック画像(イラスト)を作る手法は様々にある。大きく分けてIllustratorやPhotoshopなどの2Dで描く方法と、CADや3DCGソフトを使う3Dから作る手法。どちらも一長一短なのでどっちが良いというものでもない。どっちも良い。
作りたい作品によって使い分けるのが良いだろう。簡単なイラストや手書きのテイストを重視したいなら2Dソフトで作り、複雑な構造や多数のオブジェクト、陰影のリアルさなどを表現したいなら3Dソフトが強い。
さらにIllustratorだけをとっても様々な手法がある。
効果の「3D 押し出しベベル」を使ったり、手動で書いたり、ライブペイントを使ったり。2Dソフトの中にはアイソメトリックを書くための専用補助ツールを搭載しているものもあり、選択に困るだろう。
筆者も色々なソフト・アプリを試していはいるが、いまのところ正解は得ていない。
・2Dソフト→立体を作るのが時間がかかり、複雑な構造物は頭が混乱する
・3Dソフト→オブジェクトの作成、ライティング、レンダリングと全体的に時間がかかる
いづれにせよ「書きたいもの」によって手法を使い分ける事が作業時間を減らしクオリティを上げることに繋がる。逆に言うと、色々な手法を試さないと自分の作風に最適なものは分からないということだ。
ネット状にはこの記事を含めて様々なTIPSやソフト・アプリの紹介があるが、自分に合っていそうだなと思ったものはとりあえず試してみることをオススメする。
アピアランスで作るから、最初は適当に作って後で間隔などを調整可能という便利さ。
最初に緻密な計算が不要でざっくりと始められるストレスの無さは魅力的。
アートボードの左端にアートボードと同じ高さの線を1本書く。
アートボードの大きさ、単位などは任意でOK(この記事では単位ピクセルで解説)
STEP1で作成した線を選択したまま、アピアランスパネルの新規効果追加ボタン(Fxボタン)より
「パスの変形」→「変形」をクリックする。
※この後の手順でも「パスの変形→変形」を何度も使います
垂直方向を「300%」以上にする。
アピアランスの「変形」で線を複数コピーして垂直線を増やす。線と線の間の間隔も設定する。
STEP2の線を選択したまま、新規効果追加ボタン→「パスの変形→変形」をクリック。
「水平方向」に任意の数字を入れる(線と線の間隔を決める)
「コピー」に任意で偶数の数字を入れる(アートボードの右端までコピーされる数値を入れる)
コピー数は奇数の数字だと後の手順でグリッド線がズレるため、必ず偶数を入力する。あとで変更可能なので入力数字は適当でOK。
STEP3の線を選択したまま、新規効果追加ボタン→「パスの変形→変形」をクリック。
角度「60度」を入力
コピー「1」を入力
グリッド線がズレるため、この数字は絶対に変更しない事。
STEP4の線を選択したまま、新規効果追加ボタン→「パスの変形→変形」をクリック。
角度「120度」を入力
コピー「1」を入力
STEP4と同様にグリッド線がズレるため、この数字は絶対に変更しない事。
このステップで基本的なグリッド線は完成。
STEP5までの手順で出来上がったアピアランスパネルは「変形」効果が4つできている。
そのうち、STEP2と3で作成したアピアランスを調整して、作成するアイソメトリックイラストに合わせた設定をしていく。
STEP6で好みのグリッド線が出来上がったら、「オブジェクト」→「アピアランスの分割」をクリックしてパス化。グループを解除後にガイド化するか、好みの線幅と色を付けてガイド用のオブジェクトとして使う。
「アピアランスの分割」後は線の間隔などを調整できないので注意。
一度覚えてしまえば次からはサクッと作れる。「変形」を4回繰り返しているだけだ。基本的な部分は変わらないのでSTEP5まではアクションを作っても良いかもしれない。
余談ではあるが、オブジェクトのコピーペーストで60度・120度回転しても綺麗なグリッドはできず高確率でずれる。幅長さを計算すれば可能だが、それよりはアピアランスで作ったほうが早いだろう。
国土地理院策定の平成25年版地形図図式に則った鉄道地図記号の書き方と商用利用可能なテンプレートの配布。書き方は使用頻度の高い「JR線」を解説。JR以外や駅、トンネル等はダウンロード可能なテンプレートから利用可能。
正確・精細な地図というものは線幅や色、角度、大きさなど事細かに決まっている。あくまでも「基準」なので少しくらいは違っても構わないが、よりクオリティの高い地図を作成するためにとても参考になる図式だ。この記事では2万5千分の1地形図図式に即した作図方法とテンプレートをご紹介。
参考:国土地理院 2万5千分1地形図図式(表示基準)(PDF)
※鉄道の項目は17ページから
https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf
精細な地図を作図する場合、線と一般の単位を「mm(ミリメートル)」に変更するのがオススメ。図式は全てミリメートルで書かれており、縮尺を確認する場合も分かりやすい。
文字は「ポイント」でも問題ない。
鉄道線の基本的な太さが「0.4mm」。色はK100%にする
アピアランスパネルで「線」を選択し、下部の「選択した項目を複製」ボタンを押す。
線幅を0.2mm、色をK0%にすると二重線が出来上がる。
STEP2と同じくアピアランスパネルで「線」を追加する。
線幅を0.4mm、色をK100にしたあと「線:」の部分をクリックして破線に「2.5mm」を入力すると見慣れた鉄道の白黒線が完成。
鉄道関連を集めたテンプレートをダウンロードできます。商用利用可能。
Illustrator保存バージョン:CC(2021)
※Windows環境にて作成。Macではテキストが化けるかもしれませんがテキストは全て「小塚ゴシック」を使用しています。文字は説明にのみ使用しているので文字化けしても鉄道テンプレートに影響はありません。
オーバープリントの設定はしていません。
当サイトの情報またはファイル等を使用した行為により発生したいかなるトラブル・損失・損害に対しても、当サイトは責任を負いません。ご利用は自己責任にてお願い致します。
まずは完成図から。パス1本でこんなのが書けます。リピート機能「ラジアル」の裏技的な使い方。
直線のパスを1本作る。長さ、線幅はお好みで。短すぎたり太すぎると見にくいので注意。
STEP1で作成した直線を選択し、上部メニュー「オブジェクト」→「リピート」の「ラジアル」をクリックしてラジアルリピートを適用する。数値はデフォルトでOK。
半径を「0」にした場合、STEP2の状態には戻れない為、不安であればSTEP2の状態のオブジェクトをコピペしてどこかに一時保存しておくと良い。
リピートしたオブジェクトを選択状態のまま、「リピートオプション」の半径の値を「0」にする。単位はデフォルトのままで良い。
STEP3で「0」にした半径を適当な値まで増やす。半径の値は直線の長さにより変わるため、下の画像のように少し線が重なる程度まで数値を増やす。
半径を「0」にしたときに、リピートする基準点が変わったため、リピート数はSTEP2と同じだがリピートされた結果が異なる。ここが裏技的な要素。
試しにリピート数を「1」にしたのが下の画像↓ STEP2と青いガイド線の位置が違い基準点の位置が変わったのが分かる。
リピートオプションの「リピート数」を最大値の「100」にする。後で変更できるので100を入力しとくと分かりやすい。
リピートオブジェクトの「半径」の値と、オブジェクトそのものの大きさを変更して好きな形と大きさに整えていく。まずは半径を小さくしてからオブジェクトの大きさを大きくする手順がオススメ。1度では良い形にならないため、続けて何回も半径と大きさを変えていく。「やり直し」は使わない。
線幅を細くするとより精細な幾何学模様のイメージとなる。リピート数を変えても良い。
線幅や色などを設定して仕上げをする。グラデーションは「円形」を使うと着色しやすい。思ったように着色できない場合は「分割・拡張」で全てをパスオブジェクトにしてからの着色しても良い。
応用でこんなのも作れます↓(拡張後にブレンドツールを使用)
直線以外でも色々な形状で試すと面白い。初期の形状が単純なほど仕上りは綺麗になるようだ。
日々増えていくファイルの管理や整理は新規にファイルを作成する時にやるのが一番イイ!
ある程度まとまってからではなく「最初に」が基本。最初以外にやる整理は「取捨選択」として基本的には不要になった作業用一時ファイルの削除などをするのが理想的な管理方法。
フォルダ・ファイルの命名ルールを決める事がステップ1だ。完全に自分ルールでOKだが、他人との共有やOSの違い等を考慮した場合、少しだけ気をつけたいポイントがある。
上記2つは主に文字化けを防ぐためのルールだ。以外かもしれないがスペースも文字化けやエラーの原因となることがある。クラウドストレージやファイル転送サービス、メールなどでファイルをやり取りする状況が多い中で文字化けの可能性があることはデメリットでしかない。
機種依存文字については下記などを参照して、どの文字が該当するのかを把握しよう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E7%A8%AE%E4%BE%9D%E5%AD%98%E6%96%87%E5%AD%97
オススメは名前の先頭に日付を入れる方法。こうするとファイルを作成した順に自然と並ぶ。
ファイル作成日・更新日のタイムスタンプは各ファイルに付いているが意外と適当でコピーペーストをしたり、メールやファイル転送サービス等で送付したときなど日付が変わるので当てにしないほうが良い。
「ファイル名順」でソート表示しても日付順に並ぶのはとても見やすい。フォルダ名にも使えるテクニックだ。
日付は8桁の西暦がオススメ。6桁の西暦の場合、和暦と混同するためケアレスミスを避けるために8桁の「20210401」などがオススメ。「2021-04-01」のようにハイフンなどを付けないほうがファイル名が短くなって良い。実際に日付を見て判断する機会は少ないので可読性が悪くてもファイル名が短い方がメリットがある。あくまでも日付順に自然と並ぶことが目的だ。
上の画像を見ての通り、日付がないとどのファイルが新しいのか分かりにくい。
「最新」「NEW」「新」などの先頭に付けるのはNG。「新-新」や「新しい最新」など日本語すら怪しい付け方は愚の骨頂。このようなファイル名を付けている人で見やすく整理されているケースは見たことがない。自分でもどれが「最新」か分からなくなってタイムスタンプでソートをしている光景をよく見る。前述したとおりタイムスタンプは当てにならない。この場合もファイル名に日付を付けていれば問題なしだ。
上の画像例でも「最新」を付けているが、日付順に並べたときに一番新しいファイルでは無いことが分かる。
大きな変更や日付が変わった更新時など、ファイルを新しくする場合がある。これをファイルバージョンと言うが、バージョンはファイル名の末尾に付けるのが良い。先頭に付けた場合に8桁の日付とかぶって見にくい事と、末尾に付ける事によって「同じファイルの別バージョン」ということがひと目で分かるためだ。先頭に日付を付けていない場合でも、バージョン毎に並ぶため利便性が良い。ファイル名の変更時もカーソル移動が少なくて楽。
上の階層にあるフォルダ名は基本的にカテゴリやジャンル毎に付けるのが良い。
「仕事」「プライベート」などのジャンル。「見積り」「作業」「写真」などのカテゴリー。
サブフォルダなどの下層フォルダには先頭に数字などを付けて、例えば業務の処理順に分けたりすると簡易的な進捗管理にもなる。枝番を付けるのもあり。
資料やテンプレートなど進捗とか関係ないが使用するデータなどを入れるフォルダには「@」や「99」などを先頭につけて、ソートの一番上か下にくるようするとさらに利便性がます。
名前順のソートは基本的に「記号→数字→文字(英語・日本語)」の順で並ぶ。
特に仕事中に多いのが「中間ファイル」「一時ファイル」だ。作業中に一時的に取っておくためのファイルだが消し忘れることも度々。忙しいときなどはパッとコピーペーストして一時的な保管ファイルとするときもあり、気付いたときには「◯◯のコピー」なんてファイルがたくさん。
納品後などに最終データ以外は削除しても大丈夫な場合などのファイル整理は、気持ちの整理を付けるためにも必ずやっておきたい。理想は納品後の2週間ぐらい経ったときだろうか。個人的なファイルや継続的な業務の場合は季節ごとや月ごとなど自分でルールを決めよう。
一時ファイル付ける名前にオススメなのはファイル名の先頭に「temp」や「一時」「あいう」「asdf」など明らかにどうでもいい名前を付けると後で見ても削除対象ということが一目瞭然。
「temp」はTemporary(一時的な)」の略でPCにはよく使われる名称。
ファイル名の先頭に付けるのは日付順に並ばなくても良いようなファイルだということを分かりやすくするため。このため「適当な数字」は付けないほうがよい。
ファイル整理として、バージョン管理していたファイルも一息付いたときには最終データだけを残して消すのもありだ。最終データさえ残しておけば大丈夫というファイルの作り方、作業の仕方を心がけるとミスもしにくい。
あとは自分なりのルールで使いやすいファイル管理をすると、見やすいファイル群が自然と出来上がる。ほんとうにちょっとした事でメリットはいっぱい。
ファイル整理が苦手な人、PC操作があまり得意でない人に多いパターンの1つとして「デスクトップにショートカットやファイルが多数ある」という特徴がある。これはPCにとってとても良くない状態だ。特にWindowsはデスクトップにあるデータにエラーが出ると正常起動しないケースが高確率である。各ファイルやショートカットとは別にデスクトップを管理しているファイルがあるのだが、これがまた非常に脆い。よく壊れる。デスクトップとはちょっと特殊な扱いをする場所のため、ここに何かしらのエラーが出ると、OSが起動しないということになる。とても厄介。
デスクトップ上でファイルを探すのも時間の無駄だしPCにも悪い。OSが起動しなくなったら仕事に支障をきたすだけではなく、最悪は利益を損失する可能性もある。デスクトップがゴチャゴチャしてることはデメリットにしかなりえないのだ。
「たかがデスクトップ」と思わず、人に見られやすい場所でもあるので、綺麗に保つよう心がけるとメリットのほうが降ってくるはずだ。
古いイラレのバージョンを最新版にアップデートする一般的な方法の1つは【別名で保存】から最新バージョンを指定して保存する方法。この記事ではこの他にもう1つご紹介。
ここで注目したいのは壊れかけのファイルが直る可能性があるということ。古いバージョンのファイルは壊れる可能性が高く、完全に破損してファイルが開けなくなったら対処しようがない。
「不明なエラーが発生しました」というエラーメッセージが出るファイルも救える可能性があるので頭の片隅に入れておくといざという時に慌てないはずだ。
※以下の作業前には必ずファイルのバックアップを取っておきましょう。
古いバージョンのファイルを最新版で開くだけ。バージョン違いによる文字組みの崩れなどはそのままで次の手順へ。
バージョンアップ元のアートボードと同じ大きさで新規作成する。カラーモードやドキュメント設定も同じ方が良い。
手順2でコピーしたオブジェクトをペースト。位置が元とズレている場合は調整する。
レイヤーオプションの「コピー元のレイヤーにペースト」にチェックを入れると後々の編集がしやすくなる。
任意のファイル名で新規保存をして、ファイルのバージョンアップ完成。この際に最新版ではなく任意のバージョンを選択しても可。
筆者はIllustrator開発者ではないので確実な事は言えないが、新規ファイルにペーストした場合、古いファイルにあるエラーのような断片的なデータはコピーされないのではないかと予想している。(バイナリを見て検証した訳ではない)
古い形式のコードをペースト時に新しいコードへ置換するか最適化されている可能性もある。もちろん全てのコードが最新版になるわけではない。例えば矩形などはプロパティ画面で表示される項目に違いがある。古いバージョンで作られた矩形を新バージョンにしても回転角度などは出てこない場合が多い。これは互換性に関わるものなので、全てが新しいオブジェクト形式に置き換わる訳ではない。
この方法にてバージョンアップした場合は【別名で保存】からバージョンアップしたファイルより安定する事が多い。別名で保存はもしかするとただただ新しいバージョンで保存したことをヘッダーに記載しているだけかもしれない。
「ペースト」という動作をすることで、オブジェクトを作図したこととなり余計なデータは削除されるのだろう。別名で保存の場合、エラーが出ている部分もそのまま保存しているように思う。
データというものは段々と壊れていくもので、詳しく書くと長すぎるため割愛するが絶対に壊れないということはない。PCを使っていると使用していないファイルでもハードディスク上にある限り必ず影響を受けるからだ。古いファイルほど壊れやすいのはこのためで、長年ハードディスクにある事で様々な影響を受けてデータが壊れていく。
もし、ファイルの動作が不安定と感じたら、この記事の方法でデータをリフレッシュするのも悪い選択ではない。もちろん、バージョンを新しくすることで文字組みが崩れるなどの弊害はでるが、それはファイルのバージョンアップしなくとも最新版のIllustratorを使うなら同じ事なので必要な作業だ。
ファイルが壊れかけの場合、最新版のIllustratorでなくとも、同バージョンのIllustrator上でコピーペーストするだけでファイルが安定する事が多い。絶対ではないがやっておくに越したことはないだろう。壊れて開けなくなってしまったらどうしようもない。
もし可能なら、Adobeクラウドドキュメントを使用することもオススメする。ローカル環境とは少し違って少しの制約もあるがファイル管理も安定感も高いだろう。なにより古いバージョンというのを気にしなくてよい。詳しくは別の記事にしてあるので興味ある人はご一読を。
Adobe IllustratorCCやPhotoshopCCはAdobeのクラウドサーバーから直接ファイルを保存・開くことができる機能「Adobeクラウドドキュメント」を大雑把に紹介するとともに、筆者が感じたメリット・デメリットを書く。使うのを悩んでいる人の参考になれば良いと思いつつ、結論から言うと使うことにデメリットは無いのでお試しのファイルでも良いからまずは使用してみることをオススメする。
使用感が合わないならローカルで運用すれば良いだけなので、クラウドだからと言って肩肘張る必要はない。「ちょっと面白いフォルダに保存する」程度のことである。
簡潔な紹介になるので、詳細な仕様などは各々調べて欲しい。
ローカル環境で「どこのフォルダに保存するか」ということを選ぶのと同じ感覚で、保存先が「クラウド」になるだけだ。ファイルを開くのも同様。
ファイルを開くの初回だけは少し時間がかかるが、2回目以降からは素早い(ネットワーク環境にもよるが)。初めて開くファイルはローカルにファイルをダウンロードしてから開いているようだ。そのダウンロード時間が少しかかる程度。2回目からはクラウド上のファイルと差分だけをやり取りしているのか初回より早いイメージ。いづれにせよ、ローカルにあるファイルを開くのと同じくらいの感覚でファイルを開けるのはありがたい。
保存も同様。初回は少し時間がかかるが、2回目からは早い。場合によってはローカルより早いかもしれない。
通信が無い場合は一時的にローカルに保存され、通信環境が復活したらファイルを自動的にアップロードする仕組みなので必ずしもネットワークを繋ぎっぱなしにしなくとも良いのは魅力だ。ただし、ネットワークが不安定な場合は注意が必要。ファイル転送途中で通信状況が悪いとエラーになったりファイルが破損する原因となるので不安定な場所などではいっそのことオフラインにて作業するのが良いだろう。
ただし、重たいファイルは注意が必要。保存も開くことも時間がかかり動作が不安定になりがちなので、重たいファイルはローカルの運用が良いかもしれない。
現状ではブラウザ画面でしか操作できないが、ファイルのバージョン管理がとても楽。自動生成というか保存するごとに履歴が残されており、いつでも過去のバージョンに戻すことが可能。
また、重要なバージョンはラベルを付けて保護しておけるので管理も容易でわかりやすい。
ブラウザだけではなく、Creative Cloud Desktopアプリ上でも操作できると更に便利なので今後のアップデートに期待したいところ。
同じファイル名をクラウド上に保存する場合、「上書き」とはならないので注意が必要だ。
例えば、クラウド上に「TEST.psd」というファイルがあり、「別名保存」で「TEST.psd」をクラウドに保存するとしよう。
ローカルに保存なら「上書きしますか?」というようなメッセージが出て、既存のファイルを書き換える動作となるが、クラウドドキュメントの場合は「別のファイルとして保存」される。上書きしますか?というようなメッセージはなく、クラウド上には「(1)」というような数字が自動的に付加されて別ファイルとして保存される。
これはバージョン管理機能との兼ね合いでこうなっているのだろう。別名保存で同名ファイルに上書きは出来ない仕様なので注意が必要だ。上書きは「保存」から行うように徹底しよう。
場合によっては重大事項。クラウドドキュメントに保存されているファイルの詳細な設定がよくわからないのだ。
特にIllustratorを使う人は保存時に「ICCプロファイルを埋め込む」をON/OFFしている事だろう。プロファイルのある無しで結果がかなり違うのだが、この指定が無い。互換PDFのチェックもない。バージョンも不明。とにかく保存時の「詳細オプション」のようなものが無いので、保存形態がよくわからないのだ。
予想だが、クラウドドキュメント形式はローカルとは違う状態で保存されているようだ。ICCプロファイルなどの環境による違いがあるような設定はそもそも保存されていないのかもしれない。純粋にIllustrator・Photoshopとしてのデータのみを内包しているのかも。あくまでも予想なので詳細は各々で調べてもらいたい。
Adobeクラウド上から直接印刷データなどを入稿するのは避けたほうが良いだろうと思う。色味などの不具合が生じる可能性は否定できない。便利で楽しいクラウドドキュメントだがまだまだ発展途上であり、各会社も対応していないケースは多いだろう。現状では「ファイルの保存先の1つ」として使う程度に留めておくことが良さそうだ。
クラウドドキュメントに保存(変換)すると、拡張子の末尾に「c」の文字が付加されて拡張子がかわる。クラウドドキュメント形式ということがひと目で分かる。
クラウドドキュメント形式だと「ファイルを閉じるときには必ず自動的に保存される」という仕様となっている。「保存」を押さなくとも未保存の場合は閉じる際に自動的に保存される。確認のメッセージは無い。
場合によってはこれがネックになる人もいるだろう。
「ちょっと試しに変更してみて駄目そうなら保存しないで閉じれば良い」という使い方が出来ないのだ。クラウドドキュメントはバージョン管理されているので「戻る」ことは可能だが、ブラウザでadobeドキュメント専用ページを開いてバージョンを確認して戻さなければならない。バージョンは任意で名前を付けない限りタイムスタンプでしか判断できず、場合によっては「どれが戻したいバージョンなのか?」というのが分かりにくい。
バージョン管理に依存せず、お試し的な感じで編集したいと思ったらローカルに保存するか、別名でクラウド上に保存しなければならず、いずれにせよひと手間かかることとなる。
自動保存はメリットもあるが、個人的には未保存で閉じようとした場合はローカルのときと同じくメッセージが出て保存するか否かを選択できるとベストだ。
デメリットも不明瞭な点もあるが、それ以上に楽しさがあり、楽なのがクラウドドキュメント。使わない理由は特に見当たらない。会社と自宅両方で作業する人や、オープンオフィス、ノマドワーカーなど作業場所や機器などが特定していない人にはとてもオススメ。
使ったら実感できると思うが、ファイル管理はローカルよりやりやすいと筆者は感じている。
何よりも、別環境、別OSでの差を意識せずに作業を可能とするのはとてもストレスがない。
筆者は職場でWindows、自宅でMac OSという環境だが何も気にせずにファイルを共有できるのはとても便利である。
iPad版のIllustratorやPhotoshopなどアプリ版との連携も可能で、これから先も機能や連携は充実していくだろうと予想ができるクラウドドキュメントは使っていくに越したことはない。
ただし、使えば使うほどにクラウドの容量は消費していくのは楽しみとのトレードオフだ。Illustratorはそれほどファイル容量は大きくないがPhotoshopなどのラスターデータはどうしてもファイル容量が大きくなる。
adobeのクラウドストレージ追加容量は契約しているプランよって価格は変わるがiCloudやgoogleONEなどと比較してもそれほど値段に差はない。保存できるファイルが限定されるストレージだけども、足りなくなってきたら考える程度でよい。
サブスクリプションに抵抗はある?なし?
アプリや音楽、映像と様々なコンテンツがサブスクリプション化している。メリット・デメリットはひとまず置いておいて、気持ちとして抵抗がある人はまだまだいるようだ。筆者は何も抵抗は無くむしろ好きなシステムである。
抵抗がある人の意見は様々だが、大雑把に分けると「ランニングコスト」がかかることに引っかかりがあるようだ。分からん話ではない。常に金が取られるという形はなかなか割り切れるものではないのが人の心情だ。たとえ結果的には買い切りと比べて同じような金額を払うことになっているとしても、躊躇するのは分かる話。
だが、少し意識のベクトルを変えてみたら面白い見え方もすると思う。
安定し定期的に売上がある事の良さは仕事をしている人には分かるだろう。とてもありがたいことである。安定した利益が見込めるなら、その先の開発や改良もしやすい。コンテンツの充実、機能の充実は利用者にとってとても嬉しい事の1つであり、それを得るには料金を定期的に払うことが必要。持ちつ持たれつ。
サブスクリプションとは、ある意味「投資」という面も持ち合わせていることを意識してみるのも悪くはないかも。あなた日常的に使うサービス、アプリ、またはクリエイターへの投資。投資をしていけばより良いメリットが得れる可能性が高い。開発やコンテンツの作成・維持には思っている以上に資金がかかるものだ。未来の機能への投資、好きな企業やクリエイターへの投資、どんな理由でも良いがサービスを使い続ける以上は結果的に自分へ返ってくるので、自分への投資という見方もできる。
買い切り型は投資というよりは「所有」することが主目的で支払いが済めば、そこから先にはあまり続かない性質がある。これの良し悪しはあるにせよ、サブスクリプションとは内包している意味や目的が大きく違うという事は意識したほうがよい。
サブスクリプションとは新しい買い物の仕方。
何かを「所有」するのではなく「使う権利を得る」という買い方なのだ。何かを未来永劫所有するという訳ではない。「レンタル」とも少し違うのだが、それはまた別の話題で。
サブスクリプションが一般化されつつある流れの中で、違法コピーや海賊版などの利用は減ってきているという。自分の出費が世の中を綺麗にしつつ受けるメリットも大きいなら、サブスクリプションというシステムは決して悪いものではない。